ロシアによる戦争犯罪の罪深さについて

5月9日にモスクワで行われたロシアの戦勝記念日におけるプーチン大統領の演説を聞き、改めてロシアによる戦争犯罪の理不尽さと、ロシア政府の国際社会に対する身勝手さを痛感しました。 ウクライナをネオナチ国家と名指しし、キーウ、ドンバス地方、クリミアをロシアの領土だと主張する、相手国の主権を踏み躙る暴言には開いた口が塞がりません。 

ナオナチはウクライナにも、そして欧米諸国にも存在します。しかしこれは相手国の内政問題で、他国が軍事侵攻する大義名分にはならないばかりか、全く関係のない民間人を虐殺することは許されない行為です。 

ネオコンの暗躍、武器商人、欧米諸国の思惑も戦争の陰であることでしょう。だからと言ってロシアの戦争犯罪を擁護する要因にはなり得ません。 

今回のプーチン大統領の演説は、連日マスメディアで報道されてきたプーチン大統領やロシアの首脳の談話における、嘘と暴言の集大成とも言えるべき、まさにロシアが自らの戦争犯罪を認めたことに等しいものだったと思います。 

プーチン大統領の戦争犯罪により、どれほどのウクライナ国民が悲劇に見舞われ、さらにロシア、そして国際社会が多大な損失を被ったかは計り知れません。ロシアの先人が科学や芸術などを通じて築いてきた偉大な国家の威信を失墜させたプーチン大統領という独裁者の罪はいかに重いかを痛感しました。

3中村良子、伊藤 文夫、他1人

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