2022年4月23日に発生した、知床の遊覧船の事故で、国は8億円以上の費用をかけて沈没した船体を引き上げるとのこと。
そこで思い出すのが1985年8月12日に発生した、日航123便の墜落事故です。相模湾沖に沈んでいる垂直尾翼付近の残骸が事故原因の真相解明のための大きな鍵を握っているにも関わらず、いまだに引き上げられていません。運輸省航空局の事故調査報告書が大筋ででたらめであることは、専門家や運行現場のパイロットから指摘され、これまでも再調査を求める声が出されてきました。
ところが政府は、事故原因解明の鍵を握る尾翼付近の残骸を引き上げと、ボイスレコーダーの公開を頑なに拒んできました。国会の答弁の中で、国は引き上げ費用を今回の遊覧船のサルベージ作業費用よりはるかに安い、数千万円と答えています。
事故から30年後に静岡県東伊豆町の沖合約2.5km、123便の推定飛行ルートの真下にあたる水深160mの海底で撮影された映像を、ANNは事故機の部品ではないかと報道しました。
ところがYOUTUBEで123便の事故原因を追及するYOUTUBE「ワタナベケンタロウ動画」の「【日航機墜落事故66】機体残骸を捉えた海洋調査会社に話を聞くと衝撃の答えが」の中で衝撃の内容が報告されています。 この動画の中で、サルベージ会社が事故機の残骸らしきものは見つからなかった、ANNの報道を不思議がっていると、誠に奇妙な報告をしています。
果たして尾翼付近の残骸はすでに引き上げられてどこかに保管されているのでしょうか。 いずれにしても知床の遊覧船をサルベージするのであれば、日航機の尾翼付近の残骸をサルベージしない理由はありません。この事実からも、日航機の墜落原因が外部からの衝突ではないか、墜落現場の特定をわざと遅らせたのではないか、と怪しまれるのは当然と言えます。
知床の遊覧船事故では海上保安庁の現場到着が3時間という驚くべき結果でした。一方、123便は墜落現場が特定されているのに救助開始まで14時間という、故意に墜落現場特定を遅らせたのではないかとの疑いを持たれています。
いずれにしても残骸のサルベージ、ボイスレコーダーの公開、事故の再調査は事故の真相究明に絶対に必要です。
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