リスボン市内にはトラム(路面電車)が縦横に走っています。
トラムは乗る時は停車場で手を上げる、降りる時は降車ボタンを押さないと、すべての停車場で停車するわけではないのでご注意ください。バスも同様です。
停車ボタンの場所はこの記事の中でご説明します。
Libon tram guide updated for 2023
便利な交通案内アプリ
可愛い旧型トラム
夏場は、窓を全開した旧型トラムが気持ちがいいです。新型はエアコンが強すぎることがあるので注意が必要です。
地図はLisbon tram guide updated for 2023より
2024年7月29日から縮小された28Eの路線。Carrisのホームページより
Martin Moniz(マルティン・モニス)のトラムE28とE12の乗り場。人気のある路線だけにこのような行列ができることがあります。
観光客に人気があるのはE28です。バイシャ地区、アルファマ地区では驚くほどの急坂、急カーブを走り抜けます。28Eは混雑することが多いので、特にこのルートはスリに気をつけましょう。
E12は観光客にとってはE28の縮小版という感じのルートで、以下の地図の通りアルファマ地区のみをE28より小さな範囲を巡ります。
いずれもMartin Moniz(マルティン・モニス)が起点、終点ですが、降車場は広場の南側のスーパーContinenteの前、乗車場はそこから少し歩いた広場の東南側(上の写真)にあります。
なお2024年7月29日から、28EはMarting Moniz(マルティンモニス)とPraça Luís de Camões(プラサ・ルイス・ド・カモエス)間に縮小されました。
Yello BusのトラムツアーはE28の路線を使うので、こちらを利用するのも一つの方法です。
ポルトガルの市内観光ツアー
トラムE12のルート。時計回りに周回します。 The number 12E Tramより
地図はMoovitより
可愛い旧型車両と新型車両、そして2023年9月から走り始めた最新型車両が混じって走っています。
新型車両は写真の通り、運転席も客室も広々として、開放的です。新型車両の最後部は扇型のソファになっています。
新型車両
新型車両の最後部
最新型車両
< 乗車と降車方法 >
旧型車両では、前乗り、後ろ降り、降車駅に近づいたら、旧型車両では窓の上にある赤いブザーを押します。
新型車両では、ドアの脇の白いボタン、最新型車両ではドアの中央部のボタンを押すと次の駅でドアが開きます。
トラムやバスに乗っているとどこを走っているのか、どこで降りるのか不安になることがあります。私の場合はスマホのGoogle Mapで走っている場所と降りる場所を確かています。
旧型車両の停車ボタン。進行方向右側の窓の上にあります。
新型車両のドアの脇にある白い停車(PARAR)ボタン。押すとこのようにランプが点灯します。タンプが点灯しないドアの場合は単なる弾切れか、ドアが開かないことがあるのでご注意ください。その場合は別のドアを利用します。
2023年9月から走り出した最新型車両の停車(PARAR)ボタンは、ドアに取り付けられています。
< 乗車料金の支払い方法 >
プリペードカード(Viva Viagem)を使う場合は、旧型車両は運転席横、新型車両では入口近くのバーについている器械にカードをタッチします。
トラムはプリペイドカードの場合は、1.61ユーロ(Carris/Metro)または1.8ユーロ(Zapping)ですが、プリペイドカードがない場合は3.1ユーロです。(2024年10月現在)
詳細は以下のCarrisのページをご参照ください。
Occasional journeys
現金の場合は、旧型車両では運転士に現金を直接渡すか、新型車両では車内の券売機でチケットを買います。最新型車両では支払いはカードのみです。
< 無賃乗車対策 >
無賃乗車を防ぐため、途中から係員が乗り込んできて抜き打ちでチェックが入ることがあります。これはトラムだけでなく、バスや近郊電車なども同様です。写真はバス内でチケットをチェックする係員です。無賃乗車が見つかった場合のペナルティはかなりの高額と聞いています。
プリペイド式カード Viva Viagem 他に記名式のnaveganteがあります。詳しくはリスボンのメトロ(地下鉄)をご参照ください。こうしたカードは、トラム、バス、地下鉄、フェリーなどで共通で利用できます。
最新型車両の券売機はカードのみの対応です。
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