ポルトガルは大変人気のある移住先ですが、ビザの取得に関しては日本ではあまり知られていません。ポルトガルで日本の会社の駐在員あるいは現地の企業に入社して仕事をされる以外にポルトガルに住む方法としては私の知る限り２つあります。
ひとつは私自身が利用したゴールデンビザ、もう一つはD7ビザと呼ばれるビザです。
ゴールデンビザはポルトガルの不動産に５０万ユーロ（物件によっては３５万ユーロ）以上を投資して、５年間保有することが主な条件です。なお未確認情報として、２８万ユーロでも可能な物件があるとの情報を耳にしたことがあります。詳しくは現地の弁護士事務所などでお聞きになるとよろしいかと思います。
D7ビザはポルトガル以外の国で一定の収入が定期的にあることを証明できることが主な条件です。ただし、収入の種類も規定されるという未確認情報も聞いたことがあるので、こちらについては在日ポルトガル大使館などに問い合わせて正確な情報を確かめられた方がいいと思います。
ゴールデンビザとD7ビザの大きな違いは、前者はポルトガルで就労できますが、後者はできないという点です。
ゴールデンビザの対象地域はかつてはポルトガル全域が対象でしたが、リスボンや沿岸地域の地価が高騰したため、対象地域を狭めることが後に議会決定されました。
私どもはゴールデンビザを取得する際に移住関係の業者を利用しましたが、大変不愉快な思いをしましたので、後に続く方には弁護士事務所を介してご自身で手続きを進めるという、なるべく費用のかからない方法をお勧めしています。
なおポルトガル移住に関するルールについては、逐次更新されることがあるので、常に最新の情報に接せられるようお願いします。
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