ロシアのウクライナ侵攻に伴う飛行ルート変更について

2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻に伴い、ヨーロッパ各国がロシアのアエロフロート機の乗り入れ禁止を決めたため、ロシアも対抗措置としてヨーロッパ各国の旅客機のロシア上空通過を認めないという措置を取りました。

それに伴い、ヨーロッパ各国と日本を結ぶロシア上空経由の航空便は当初は日本航空と全日空だけとなり、全日空の204便(フランクフルト発羽田行き)が黒海南部からカザフスタンを通る中央アジアルートを選択したのに対して、日本航空43便(羽田発ロンドン行き)は北極圏、グリーンランドを経由するルートを選択したようです。

その後3月初旬より、フィンエア、英国航空、エールフランスなどが、やはり迂回ルートで再開しました。

かつて日本とヨーロッパを結ぶアラスカのアンカレッジ経由の飛行ルートも検討されたようですが、現在は双発機が主流のため、片方のエンジンが故障した際の安全性の確保(最も近い空港に緊急着陸するまでの距離)より見送られたとのことです。

画像は以下のフライトレーダー24より引用。

Flightradar24

関連記事 Flightradar24について

JAL43便の飛行ルート

ANA204便の飛行ルート。黒海の南側を飛行して、カザフスタンへ。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP