ポルトガルのアンティーク宝飾品

 アンティークの宝飾品を扱っているお店のご主人からこんな話を聞きました。

 ポルトガルにおいて、金(ゴールド)製品の取引は19K以上が原則となっているとのこと。従って少なくとも18K以上の製品の取引が主流となっていて、当局の認証があるものが主な取引の対象になるとのことでした。14Kなどが普通に取引されている多くの欧米諸国とは事情が異なります。
 さらに銀製品ついては、ポルトガル製品であることが原則とのことでした。

 宝石に関しては、ケースや証明書があるものが高値がつき、特に有名ブランドのものについてはそれがあることによって高値で売買されるとのこと。特に原石では買取が難しく、リングやネックレスの金属の質が問われるとのことでした。

 従ってアンティークの宝飾品に関しては、そのものの本質的価値だけではなく、上記の条件や証明書の存在が大切とのことです。

 お店のご主人に見せてもらったのが、以下の写真のような金属の組成を分析する装置です。瞬時にディスプレイに数値を表示するのには驚きました。

 金の含有率が14.59%であることがわかります。
Niton XL2

 

 

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