私が物心ついた昭和30年代の日本には、コンビニはおろかスーパーもほとんど見かけませんでした。
親に頼まれて買い物に向かう先は地元の商店でした。ここでの楽しみは買い物そのものだけでなく、お店の人との親密な会話がありました。新しい自転車に乗って行くと、そのことだけでお店の人と会話が弾み、たまに祖父が買い物に現れると驚かれ、家族ぐるみの交流が楽しめました。
リスボンの生活に慣れるに従って、スーパーよりも昔ながらの市場に関心が移りました。スーパーでも魚や肉の売り場での会話はありますが、レジでは長話ができるわけでもなく、少々物足りなさを感じていました。
その点、市場では商品選びだけでなく、お店の人との世間話も楽しめます。
市場の中のお店によってはカードが使えない場所もありますが、私どもがよく足を運ぶ Mercado de Campo de Ouriqueは一部を除いてはカードが使えます。
こちらは昔は市場だけでしたが、今はフードコートが併設され、日によっては夜になると音楽のライブがあります。
リスボン市内には、スーパーや大型ショッピングモールなどと並んで、昔ながらの市場が存在します。
今回ご紹介するのは、リスボンの中心部にある市場Mercado de Campo de Ouriqueと、リスボンん隣接したオエイラス(Oeiras)市にあるMercado de Algésです。
様々な食材、生花、お花などの取り扱いがあり、フードコートも併設されています。夜間はフードコートが賑わい、曜日によってはDJが登場します。
品物によっては、非常にお安く手に入るものがある上、珍しい品物に出会うことがあるので1度は訪問してみることをお勧めします。
< Mercado de Campo de Ourique >
R. Coelho da Rocha 104, 1350-075 Lisboa, Portugal
2023年1月24日の時点で、営業時間は10時から23時とGoogle Mapに書かれていましたが、市場という性格上、早く閉まるお店もあるのでご注意ください。
リスボンの市場は古き良き時代の東京
< Mercado de Algés >
R. Dr. Manuel de Arriaga, 1495-037 Algés
TEL 914 497 005
こちらはCampo de Ouriqueより市場の規模は小さいですが、フードコードが充実しています。
隣接するフードコートは午前0時過ぎまで営業しています。
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