リスボンに来てから気がついたことのひとつに、日本のようにレストランで料理をスマホで撮影をする人を見ないということです。そもそも料理の撮影だけでなく、テーブルでスマホをいじる人の姿はめったに見ません。
料理をスマホで撮影することがマナー違反かどうかについてネットで議論がされているようです。お店に許可を得ればいい、あるいは他のお客様に迷惑をかけなければいいというような意見が多く見られます。私個人の意見を申し上げるならば、許可や迷惑の有無が大切なことだけでなく、レストランで食事をする際に料理の撮影をするのはマナー違反だと思います。
以下の家庭画報の記事にある通り、会食の際に料理を写真撮影するということは同席する方に失礼であると共に、他のお客様から見ても心地よいものではありません。
高級レストランでも気軽に写真撮影を許可してくれるところはあると聞きますが、そもそもそうした場所で写真撮影の許可を得て撮影すること自体が野暮というものです。
レストランでの立ち居振る舞いとして、料理を写真撮影する行為は決してエレガントとは言えません。最近では日本人以外の欧米人の中にもレストランで料理を写真撮影する姿がちらほら見られるようになりました。日本人は海外での評判が高いだけに、レストランでの料理の撮影はやめた方がいいと思います。特に欧州などの海外においてはやらない方が無難だと思います。
許可があればいい、ルール違反でないという以前に、人としての美意識を大切にしたいものです。
そもそも会食の目的は相手との会話を楽しむことです。スマホがない時代にコンパクトカメラや一眼レフで料理の写真を撮ったら奇異に見られますよね。
スマホでの料理撮影もそれと同じ奇妙で野暮な行為だと私は思います。
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