海外移住をするにあたって、少々やっかいなのは引越の手続きや、現地における生活インフラに関する手続きではないかと思います。
引越荷物の税関手続き、電気、ガス、水道の開通、電話の敷設など、何かと面倒に感じられるものです。
今回はそのうち、電話、インターネット、ケーブルテレビの契約について私どもが行った手続きについてお話しさせていただきます。
ポルトガルの大手の電話会社はNOS(ノシュと発音します)、MEO、ボーダフォンの3社があります。
私は地元の人にすすめられて、大手のNOSを選びました。
3社ともにショッピングセンター、ショッピングモールなどに営業店舗を展開しており、私もショッピングセンターの店舗で契約をしました。NOSは映画館も経営しています。
日本の某大手携帯電話会社のように、長い時間をかけて説明を聞き、何枚もの書類にサインをすることを覚悟していたのですが、何とものの15分で携帯、固定電話、ポケットWifi、ケーブルテレビの契約が終了したのには驚きました。
なお当初おすすめのセットで契約をしたところ、Wifiルーターの回線速度が遅くZOOMなどで支障をきたすことが多かったので、後から高速のルーターに乗り換えました。新型コロナでZOOMなどを使う機会が多い方、日本で光回線などの高速回線に慣れた方は、最初から高速ルーターでの契約をすることをおすすめします。
後になって、Wifiルーターから離れた部屋でのインターネット受信のために、パワーWiFi機器(写真)3台を追加しました。
契約後は、Wifiルーターの工事日を決めて、工事が終われば晴れて自宅でWifi開通です。固定電話はこのWifiルーターの所定のポートに接続します。
月々の料金ですが、私と家内の携帯、自宅の固定電話とWifiルーター、ポケットWifi、ケーブルテレビ、そして追加したパワーWifi機器3台を契約して、月120ユーロ前後です。
現地でテレビを購入した際には、NOSで契約した際に受け取ったケーブルテレビ用のセットアップボックスを工事業者に渡して、接続をしてもらいました。
工事の際には必ずセットアップボックスをご用意ください。
以上のように、電話とインターネットの契約は案外簡単でした。しかも日本の某電話会社のように、営業所を訪問する際に予約が必要というような面倒なことはありません。飛び込みで営業所に行けば番号札を受け取って待つだけです。待ち時間も多くの場合それほど長くは待たされません。
なおNOSへの電話での問い合わせは、英語を話せるスタッフが少ないので注意が必要です。ポルトガル語が苦手の方は、英語が話せるスタッフにかわってもらいましょう。
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