リスボンのメトロ(地下鉄)

 リスボン市内には4系統のメトロ(地下鉄)が走っています。それぞれの路線は色の名前で識別されています。利用の仕方の基本は東京の地下鉄とほぼ同じで、表示も明確なので、慣れればそれほど戸惑うことはありません。

黄色ライン Linha Amarela

青色ライン Linha Azul 

緑色ライン Linha Verde 

赤色ライン Linha Vermelha

 それぞれの路線には愛称が付けられています。
黄線はひまわり線(Linha de Girassol)青線はかもめ線(Linha de Gaivota)、緑線はキャラベル船線(Linha de Caravela)、赤線はオリエンテ線(Linha de Oriente)で、個別のロゴがあります。

リスボンの満員電車

Metropolitano de Lisboaより引用


 発券売機で切符(1回券、または24時間券)を買うか、以下のVIVa viagem(プリペイドカード)を使って改札から入場します。
 VIVa Viagemは地下鉄のほか、市内のトラム(路面電車)、バス、近郊への列車でも使えるので便利です。チケットの発行に50セントかかりますが、例えばトラムの乗車に車内では3ユーロかかるところが、1.34ユーロ(2023年9月現在)で済むので乗車回数が多ければ割安になります。

 日本と同様、どちら方面かと乗り換え駅、降車駅を確認してからプラットフォームに降りま  す。

プリペイドカード  navegante 有効期限が あるので注意が必要です。券売機でチャージします。

券売機(カードか現金で購入可能)

券売機(こちらはカードのみで購入可能)


以下のnaveganteはトラム、バス、地下鉄などで共通で利用できます。VIVa viagemと同様、券売機か窓口でチャージができます。

 6年半有効な記名式プリペイドカード navegante


 65歳以上は月20ユーロで市内は乗り放題。最初に20ユーロチャージした月の月末まで有効で、その後もチャージすれば月毎に更新可能です。
 カード取得には申請書、パスポートなどの身分証明書、写真が必要です。申請書は駅の案内窓口でもらえますが、申請ができるのはMarques de Pombal駅など限られた駅だけです。


 写真は構内の「3分間写真」(左)あるいは写真スタジオ(右)で作ることができます。

どちらも、2023年5月現在、6枚セットで5ユーロでした。(Marques de Pombal駅構内)

naveganteの申請と受け取り窓口(Marques de Pombal駅構内)
青色の発券機で整理券(Aは申請、Bは受取)を受け取って、上記の窓口で手続きをします。


こちらはチケット発券などの総合窓口です。navagenteの窓口とは異なりますのでご注意ください。

メトロの改札口。赤いX印は降車する人が使います。これから乗車する人はグリーンの矢印の点灯している改札を通ります。

チケットかVIVa viagemをブルーの丸い台座(丸に黄色い矢印)にタッチすると、前方のゲートが左右に開きます。出る場合も同様です。

ホームの壁面。Baixa-ChiadoはLinha Verde(緑色ライン)の駅名です。Saidaは出口です。

ホームの壁面。linha Azul(青色ライン)への乗り換えは向かって右手を示しています。

出口は “Saída”

地下鉄の車内。シートはプラスチックとコルクを組み合わせているのが特徴です。

満員電車に出会うこともあります。ポルトガルの人は理路整然と行動するので、あまりストレスは感じません。

地下鉄の駅に表示してあった路線図。駅が市内のどの位置かを知るのに便利です。

緑色ライン( Linha Verde )と黄色ライン( Linha Amarela )はそれぞれカイスドソドレ( Cais do Sodre )、ラト( Rato )を出発したあと、カンポグランデ(Campo Grande)で地上に出ます。 

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