料理をスマホ撮影するのは野暮 2022.10.30 レストラン・カフェ リスボンに来てから気がついたことのひとつに、日本のようにレストランで料理をスマホで撮影をする人を見ないということです。そもそも料理の撮影だけでなく、テーブルでスマホをいじる人の姿はめったに見ません。 料理をスマホで撮影することがマナー違反かどうかについてネットで議論がされているようです。お店
ドレスコードと社会的成熟度 2022.10.30 コラム 小学校5年の時、親に連れられてSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」をロードショーで見ました。今はなき京橋のテアトル東京だったと記憶しています。テアトル東京は数ある東京の映画館の中でも別格でした。 特撮技術と同時に印象深かったのは、SF映画にクラシック音楽が使われていたことと、登場人物
共産主義による不平等と自由の剥奪について 2022.10.30 国際政治・経済・社会 産業革命の後、資本主義経済が台頭することにより国家の経済力が増すとともに、貧富の差が生まれました。そこで貧富の差を解消して理想社会を実現しようとしたのが、マルクス主義を基盤にした共産主義です。すなわち私有財産を禁じ、国家が統制経済を行うことにより富の分配を平等に行い、貧富の格差と貧困が解消さ
円安の根底にあるもの 2022.10.29 日本の将来 ロシアのウクライナ侵攻が始まって以来、かつては有事に強いはずの円の価値がどんどん下がっています。 最初に確認しておきたいこととして、経済の基本は物の生産にあるのであって通貨の発行と流通にあるのではないということです。世界から通貨がすべて消えてしまっても、社会は混乱はするものの、お百姓さん
シトロエンDS ( Citroën DS ) 2022.10.29 「モノ語り」 リスボンに来てから東京ではめったに見ない往年のシトロエンDSと出会う機会が増えました。随分とこの形には慣れましたが、他の星から来たようなデザインには毎度驚かされます。 祖母が買ってきてくれた、グレーと白のツートンのミニカーが、DSとの最初の出会いでした。 丸目だった初期のDSの誕生は67年
ひとりあたりのワインの消費量世界一 2022.10.28 買物(食品、日用品など) リスボンはひとりあたりのワインの消費量が世界一の国です。小さな国ですが、その地方のワイナリーの地ワインと共に、その地方特有のチーズやお料理が楽しめます。 近所のスーパーでは2ユーロ以下のワインが普通に売られています。そのせいか、ポルトガルに住んでから、ワイン5ユーロが高く感じるようになりまし
リスボンはかなり英語が通じます 2022.10.27 ポルトガル移住 ポルトガルの母国語はポルトガル語ですが、リスボンでは英語がかなり通じます。訪れたお店で最初に応対してくれた店員さんが英語を話せなくても、英語を話せる店員さんを連れてきてくれることが多いです。 他のヨーロッパ諸国と比べても、現地の人が嫌がらずに英語を話してくれる理由ですが、私は英語教育の普及と
私とLladró(リヤドロ) 2022.10.26 「モノ語り」 スペインのポーセリン(陶器)であるLladró(リヤドロ)を集めていた時代があります。 私は社会人になりたての頃、新聞広告でその存在を知りました。当時はまだ自分の給料では手が届かない存在だったので、集め始めたのは40代後半になってからです。 私がリヤドロに惹かれたのは日常生活
なぜ「感謝」が大切と言われるのか 2022.10.26 生きるヒント 多くの宗教や生き方についての教えの中で、何故感謝が大切と言われるのでしょうか。とりわけ逆境にある人に向かって感謝を強いることについて疑問を感じたことはありませんか。 一方あらゆる状況下で感謝をするということは、現代の量子論や認知科学の立場からも理にかなっているのです。 感
食の安全、日本とヨーロッパ 2022.10.26 国際政治・経済・社会 ヨーロッパに住むようになって良かったことのひとつに、食品の安全が日本より確保されていることが挙げられます。人の身体を物理的に構成する要素が水と食品です。水と食品の安全がいかに人の健康にとって大切かを、我々は消費者の立場から忘れてはならないと思います。 東日本大震災の際の福島原発による海洋汚染は