4月25日 革命記念日に思うこと 2024.04.25 ポルトガルが半世紀前まで独裁国家だったことをご存知の方は案外少ないのではないかと思います。 私もそのひとりでしたが、ポルトガルに住むようになって以来、この平和でのどかな国がかつては独裁国家であったことが今だに信じられない思いです。 ちょうど50年前の4月25日、ヨーロッパ最長の独裁体制「
本当に「紅麹」が原因なのか? 2024.04.08 紅麹の原料が販売開始になったのは、2016年、そして小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」の販売開始が2021年。 2024年に至るまで、紅麹の被害が報告されなかったのは何故でしょうか。 何らかの物質が混入されたのでしょうか。一方で気になるのは、小林製薬のサプリメントが販売開始になった
海上保安庁機と日航機衝突事故の報道、広報への違和感 2024.03.05 1月2日に発生した海上保安庁機と日航機衝突事故についての報道、広報に対して私は強い違和感を感じています。 まずこの事故において、海上保安庁機と管制官の責任については報道されたものの、日航機の責任に関してはほとんど触れられない点が1つ目。 次に日航機の乗客が全員無事だった点は評価するにしても、ドア
米軍オスプレイが墜落 2023.11.30 2023年11月29日、日本時間午後、米軍横田基地の米空軍所属のオスプレイ(Bell Boeing V-22 Osprey)が屋久島付近の海上に墜落しました。 国内での米軍オスプレイの墜落事故は2度目になります。 目撃者の証言によると、機体が反転してエンジンから火を噴いたとのこと。何が起きたの
お役所の掟 ぶっとび霞が関事情 2023.11.22 米国で精神科医として活躍され、その後当時の厚生省技官になられた、故宮本政於氏による痛快な暴露本です。 英仏独語にも翻訳された国際的ベストセラーです。 この書籍が出た当時、宮本氏から直接お話をお伺いする機会がありましたが、世の中の常識から大きく逸脱した当時の厚生省内のぶっとびの内容に驚き、同時に国
核なき世界という幻想について 2023.11.01 私は核爆弾も原発に対して反対の立場です。一方、核なき世界を実現することへの非現実性にも気づいています。 核なき世界は理想です。私も理念としては賛成です。 しかし日本を取り囲む3国、すなわちロシア、中国、北朝鮮が核を手放すでしょうか。絶対に手放さないでしょう。とりわけ北朝鮮にとっては経済におい
宮沢孝幸京都大准教授が退職へ 2023.10.31 新型コロナワクチンの危険性を世に訴えた、宮沢先生のお陰で命を救われた方は、何人いるのでしょう。 自らと家族の身の危険を顧みず、ユダヤ人に命のビザを発給した杉原千畝と同じ、無私の清らかな志に感謝と脱帽です。
リスボンで変容した消費と豊かさの価値判断 2023.10.26 リスボンで生活するようになってから、消費に伴う豊かさに対して、その価値観が大きく変容しました。 日本社会はまだまだモノの消費を重視する傾向が強く、消費による生活の質の向上を志向しているように思います。これは多くの発展途上国でも見られる現象で、欧州の成熟した社会においては、モノと消費による幸福
日本への偽装留学生、偽装研修生について 2023.10.25 最近、日本で働く外国人による犯罪のニュースが、以前に比べてずいぶん増えた感がいたします。 その背景には、就労目的で入国してくる偽装留学生、偽装研修生の問題が根深く横たわっています。 以下は長年この問題の闇を追求してきたフリージャーナリストの井出康博氏の記事です。 井出氏は非常に信頼の置け
「汚染水投棄」を「処理水放出」と誤魔化す日本政府 2023.09.12 福島の原発事故の汚染水について、トリチウム汚染水を薄めれば、放射線の排出量が基準値以下になるから安全というのがICRP(国際放射線防護委員会)の言い分のようです。 ところがICRPの安全基準はトリチウムが生物に取り込まれてOBT(Oraganic Bound Tritium)すなわち有機結合