スタットガードシートの良し悪し

旅客機のビジネスクラスで主流になってきたスタットガードタイプのシート。

どの席も通路に面しているのは便利なものの、私は従来からの開放感があるシートの方が好きです。その理由はいつも家内と搭乗するので、スタットガードはコミュニケーションが取りづらいからです。

家内も私も飛行機好きなため、珍しい飛行機を発見した際に、窓際の家内に撮影を頼めるという利点もあります。B747-400やA330ではフルフラットにならないものもありますが、それでも十分です。むしろA380やB777は閉塞感があって、フルフラットにしてもかえって寝つけないことがありました。

これまでのベストはご覧のルフトハンザ航空のB747-8、2階ビジネスクラスは窓際に小物入れがあり便利です。そしてTAPエアポルトガルのA330-900neoのビジネスクラス。こちらはワイドボディに横4列、すべてのシートが通路を向いています。

同社のA340もオーディオリモコン以外はほぼ同じ設計です。機種が変わっても、アームレストにビルトインされたリクライニングの仕組みが同じなのが便利です。

一方で飛行中にWifiをつなげて、仕事に没頭する単身のビジネスマンにスタットガードが好まれるのも、わからないではありません。

ルフトハンザ航空B747-8の2階席ビジネスクラス

ルフトハンザ航空のボーイング747−8

TAPエアポルトガルのA330-900neoのビジネスクラス。

TAPエアポルトガルのA330-900neo

かつてのタイ国際航空のボーイング747−400のビジネスクラス。中央に壁があり向こうがギャレー(調理室)になっているという珍しいレイアウト。

かつてのタイ国際航空のボーイング777のビジネスクラス。チェンマイからバンコクまでの小一時間のルートでこれほどのシートは必要ないのですが。

タイ国際航空A380-800のビジネスクラス。スタットガード式だが、評価できるのは3点式シートベルト。3点式シートベルトはルフトハンザやスイス航空のA340ビジネスクラスでもお目にかかりました。

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