リスボンで変容した消費と豊かさの価値判断 2023.10.26 リスボンで生活するようになってから、消費に伴う豊かさに対して、その価値観が大きく変容しました。 日本社会はまだまだモノの消費を重視する傾向が強く、消費による生活の質の向上を志向しているように思います。これは多くの発展途上国でも見られる現象で、欧州の成熟した社会においては、モノと消費による幸福
成熟した国家、ポルトガル 2022.12.10 リスボンでは毎年クリスマスシーズンになると、私の中心部にあるポンバル広場とエルドアド7世公演の境界あたりに観覧車が出現します。 2022年12月、初めてこの観覧車に乗ってみました。日本の観覧車に比べて回転速度が速いのにびっくりしました。観覧車を降りて、エルドアド7世公園に展開されたWon
ポルトガル人の名前について 2022.11.29 日本に比べて人口が少ないせいか、あるいは命名の仕方が日本と異なるせいか、ポルトガルに来てから同じ名前(特にファーストネーム)の人によく出会います。 ポルトガル人のファーストネームのうち、上位100位については以下をご参照ください。カソリックの国だけに、キリスト教に因んだ名前が多いです。
私にとってのリスボンとポルトガルの魅力(1) 2022.10.12 国や都市の魅力については、人と同じく相性というものがあるので一般論で語るに余りあるものがあります。 しかし言葉を使わない限りお伝できないので、あえて思いつくままに書かせていただきます。まず生活する上で最重要の安全が確保されていることが1番の理由です。 世界平和度数で上位を獲得するだけあっ
ポルトガルの人と言語 2022.02.22 ポルトガルではポルトガル語が母国語ですが、リスボンでは若い世代を中心に英語人口が増えています。従ってリスボンで英語が話せれば生活にさほど困ることはありません。ただし、地方都市に行くと英語が話せる人が相対的に少なくなり、その点は注意が必要です。 もちろんリスボンで
親日の国ポルトガル 2022.01.27 ポルトガル人は多くの日本人の方が想像する以上に、日本への関心を持っています。親日的な上にこの国で人種差別がほぼ皆無なのは、国をあげての植民地時代と植民地戦争への反省が大きな理由のようです。異文化や他の宗教にも寛容で、田舎に行くと同じ建物をキリスト教とイスラム教が、それぞれ教会と寺院として共同
アゾレス諸島への奇跡の緊急着陸 2022.01.27 ポルトガルのアゾレス諸島近海の海底で、2013年頃にピラミッドが発見されたことを書かせていただきました。 実はピラミッドが発見された地点に近いアゾレス諸島のテルセイラ島では、大西洋上で燃料切れを起こしてエンジンが全基停止した大型旅客機が滑空による緊急着陸に成功しています