たいていの方は驚かれれるのですが、ポルトガルではお寿司が盛んです。リスボンではファストフードのお寿司から高級な寿司店まで、実に多くの寿司レストランがあります。
私の家の近所だけでも徒歩圏内に数件存在します。フードコートで小さな子供がお箸を器用に使いながら握り寿司をいただいている光景を見ると、ほっとすると同時に嬉しくなります。
ファストフードのものは日本よりネタの種類は少なく、その代わり果物や野菜を使うなどのアレンジをしてバリエーションを増やしています。高級寿司店はネタは豊富で、日本茶、日本のビールやウイスキーなども用意されていて、本当に驚くばかりです。
下記の写真は代表的な高級寿司店であるYAKUZAです。2017年と2019年に訪れて以来ご無沙汰していますが、リスボン店はその後店舗を移動したようです。詳しくは下記のリンクをご参照ください。
ご覧の通り、YAKUZA(ヤクザ)のイメージを現代風にアレンジしたもので、昭和初期のヤクザに忍者のイメージを取り入れたような雰囲気です。
お料理もなかなか凝っていて、接客のウエイターやウエイトレスも控え目ながらもキビキビとした動きを見せてくれて大変気持ちが良いです。
最初に訪れた際に、隣席のフランス人のグループから、「ここは日本の寿司に比べてどう?」と聞かれたので「大丈夫、日本の寿司に負けない味だよ」と言ったらにっこりとして安心した表情になりました。
Mattë Lisboaは、非常に繊細な味を誇る寿司店です。日本の高級寿司店と互角に張り合えるレベルと言えます。
そしてベレンの塔公園にあるレストラン、Vela Latina(ヴェラ・ラティーナ)と同じ建物内にあるNIKKEIもなかなかのお店です。
Bonsaiは観光客に人気のあるエリアにある寿司店です。日によっては日本人スタッフが在籍することもあります。
< 高級寿司店 >
YAKUZA Lisbon
Mattë Lisboa
Calçada Marquês Abrantes 22, 1200-719 Lisboa, Portugal
TEL : 914 682 234
五十 (GO JUU)
ポルトガルで日本食レストラン「彩」を経営されていた名シェフ吉武隆司さんが2010年にお亡くなりになった後、吉竹さんの遺志を継いだシェフが立ち上げたレストランです。「彩」の時代を知る日本人の方からは、このレストランがオープンした際に吉武さんのメニューがあるのを見つけて大変嬉しかったとのことでした。予約が取りづらいので、お早めに席を確保することが大切です。
AronSushi
こちらも五十(GO JUU)と同じく、吉武さんから実質的な暖簾分けをされた寿司店です。ブラジル人シェフのアーロン・ヴェガス・アルメイダ( Aron Vargas de Almeida ) によるお店です。2022年11月現在3店舗があります。
NIKKEI
お寿司を中心とした、和食とペルー料理のフュージョンのお店です。ペルー人のシェフが在籍しています。(2019年9月時点)
Bonsai
R. da Rosa 248, 1200-391 Lisboa
TEL +351 21 346 2515
< カジュアルなレストラン >
Este Oeste
イタリアンとお寿司が中心のレストラン。お寿司はポルトガル流で日本のネタとは違いますが、お味はなかなかです。
< ファストフード寿司チェーン >
Noori Sushi
YAKUZAの旧店舗の時の入り口の写真です。
ベレンの塔公園内にあるレストラン Vela Latina(ポルトガル料理) と NIKKEI(お寿司、和食)
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