最初の写真(尾翼に86970の数字)の飛行機は、私がシアトルのボーイング飛行場で撮影した、アメリカ政府がかつて要人用に使用していたVC-137Aです。
元々アイゼンハワー大統領が専用機として使用していた機体です。ジョン・F・ケネディが大統領に就任した後は、要人専用機に格下げになったものです。
そして2番目の同じような飛行機(尾翼に26000の数字)はジョン・F・ケネディが大統領専用機として使用していたVC-137Cです。
両機の外観上の大きな違いは、機体後部の垂直尾翼の下にベントラルフィンと呼ばれる安定版がついているかいないかです。
たまたまインターネットで私が撮影した要人輸送機の情報を検索していたら、次の英文記事を見つけました。
THE PLANE TRUTH ABOUT THE KENNEDY ASSASSINATION!!
JFKが暗殺された日、ダラス到着時の写真を見ると、何故か大統領専用機(26000)にも要人輸送機(86970)と同じ安定版がついているのが見えます。しかも普段は前方のドアから降りるのに、この日は後方のドアを使っています。
この記事の筆者によると、同じ番号26000をつけた陰の大統領専用機が存在し、JFKが暗殺された日にはこの機体が使用されたのではないかという説を展開しています。陰の専用機は手術室が装備され、銃弾が後部から当たったようにジョン・F・ケネディの遺体に手術を施したというのです。
アイゼンハワー大統領の専用機VC-137Aも手術室がついていました。
ジョン・F・ケネディが暗殺された当時のニュースフィルムを見ると、私がシアトルで撮影した要人輸送用の86970が先に到着、続いてJFKを乗せた大統領専用機26000が到着しています。
事件の後、同じ大統領専用機が暗殺されたJFKの棺を乗せダラスを出発、機内で副大統領のジョンソンが大統領就任の宣誓し、JFKの棺はジャクリーン夫人とともにワシントンDCに到着しています。棺は貨物室ではなく機内客室に安置され、機体後部のドアから降ろされました。
記事の筆者はこの機内の写真が本来の大統領専用機とはインテリアが異なると主張しています。
ちなみに後年ニクソン大統領がロンドンを訪問した際の写真を見ると大統領専用機26000にはベントラルフィンはついていませんでした。
そして現在米国空軍の博物館に保管されている大統領専用機26000にはベントラルフィンがついています。
かなり大規模な改修が必要なベントラルフィンの脱着が頻繁に行われたことは考えずらいので、やはり陰の大統領専用機が存在したと考える方が自然ではないでしょうか。
ちなみにJFKは暗殺された年に、ベルリンを訪問していますが、写真を見るとこの時の機体も「陰」の専用機でした。
JFKの暗殺には様々な噂が飛び交っていますが、陰の大統領専用機が暗殺に関係しているのであれば、大きな陰謀が隠されていたことになります。
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