2025年1月20日にドナルド・トランプが再びアメリカ大統領に就任しました。
トランプの就任式での演説は素晴らしいものでした。
戦争を終わらせ、アメリカは新たな戦争に参戦しない、不法移民の強制退去、アメリカをエネルギー輸出大国にする、自動車産業をはじめとする製造業の推進、新型コロナワクチンに反対して除隊になった兵士を復職させる、表現の自由、教育改革など、アメリカの繁栄を指向する数々の政策が発表されました。
今回のドナルド・トランプの大統領就任は、日米の一流の国際政治学者、ジャーナリストの間では、トランプ革命あるいは第2のアメリカ建国と賞賛されています。
その一方で、日米の左翼マスメディアはトランプの政策の本質には全く触れず、多くのジャーナリストや解説者が見当違いのトランプ批判、言葉じりを捉えての揚げ足取りを続けていることに呆れました。
アメリカではこうした現象をTrump Derangement Syndrome(TDS)、すなわち「トランプ狂気症候群」と呼んでいます。
しかも欧米では当たり前に存在を認められているディープステートを、日本のメディアは今だに陰謀論扱いしているのですから話になりません。
トランプによるアメリカ第2の建国というのは、リンカーンが始めたアメリカ帝国主義から、ジョージ・ワシントンによる建国時のアメリカ民主主義に戻すという壮大な政治理念です。
ジョージ・ワシントンによりイギリス帝国主義から独立して民主主義となったアメリカは、主権を持つ国民から税金を取ることは憲法に反することから、所得税を違憲とし、貿易関税が国の財源でした。
ところがリンカーンの時代からアメリカは金融資本主義が支配する帝国主義の国に変貌しました。トランプはこの帝国主義を崩壊させ、主権をアメリカ政府から州と国民に移行する大変革を実行しようとしているのです。
そのために政府の人員と予算を共に大幅削減することを政策として掲げています。
これはアルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領が政府予算の1/3を削減し、わずか1年でアルゼンチンを130年ぶりに黒字国にしたことと同様の政策です。それが故にトランプはハビエル・ミレイを最初の会談相手にしたのです。
アメリカだけでなく、日本政府と同じくどの国の政府も驚くほどの税の無駄遣いを今日まで続けてきました。そこでトランプがやろうとしていることは、政府予算をとことん削り、政府自体を小さくすることで、アメリカ経済を復活させ、アメリカ政府による帝国主義から真の民主主義への移行を計るという、まさにアメリカ建国以来の大革命と言えます。
昨年の夏、リスボン市内で昼食を共にしたフランス人が、「日本でトランプ支持やディープステートのことを話すと頭がおかしいと言われて困っている。」と話していました。
左翼メディアが報道を牛耳っている情報鎖国状態にある日本においてはこうしたことが起きるのも当たり前のことです。
もし私が日本にいて新聞とテレビだけが情報源で、国際政治に興味がなければトランプのことを頭のおかしい暴君と信じていたかも知れません。
それが故にトランプを問題視する人たちを一概に批判するつもりはありません。情報鎖国状態の日本においては仕方がないというのが現状かと思いますが、日本のメディアの偏向報道を何とかしてほしいものです。
私は最近SNSに「令和の大本営発表」というタイトルで、現在の日本における報道が戦時中と変わらないくらい情報統制をされている現状を問題提起しました。
今回のグリーンランド買取についても、日本のメディアはトランプが武力侵攻も辞さないと言っているなどと嘘の報道をしているのに驚きました。
トランプの英語での会見を日本人はほとんど聞かないでしょうから、こうしたデマで日本人は簡単に洗脳されてしまうのです。
ドナルド・トランプは敬虔なキリスト教徒で、お酒もタバコも嗜まない仕事一筋の真面目な人物です。
彼が拳を振り上げて怒っている映像だけをうまく編集して、さらに嘘の解説を加えた上で、頭のおかしい人物に仕立て上げている日米の左翼メディアの偏向報道には本当に困ったものです。
とりわけ、日本の将来を担う日本の若者や子供を洗脳しないでいただきたいです。
トランプが海兵隊員の父親を戦争で失った幼い子供の墓参りに付き添い、優しい言葉をかける映像や、1時間以上にも渡る深い内容の演説などは日本のメディアはまず流しません。ホワイトハウスに入る際に子供のサイン責めにあっても嫌な顔ひとつせず、最後までサインに応じる彼の人柄にはいつも感動します。
それが故に、全米でこれまで開かれてきたトランプ・ラリーと呼ばれる集会には飛行場やスタジアムを貸し切って数万人の観客が集まり、5、6時間前から行列に並ぶ熱狂的な支持者も少なくありません。
その一方で、人気がないどころかむしろアメリカ人の多くに嫌われているカマラ・ハリスの集会は閑古鳥が鳴くほど人が集まらず、日本のメディアはその差を伝えることすらしません。
前々回の選挙戦でのニューヨーク大司教の晩餐会におけるトランプの絶妙なユーモアは彼の際立った頭の良さを感じさせてくれ、また若者に麻薬の危険を伝えるスピーチは愛の深さを感じ、感動しました。
トランプは常に労働者の目線、弱者の目線で世の中を見て、昔から人種差別の全くない人物で、「父はブルーカラーのエリート」というトランプの息子の表現がまさにぴったりの人物です。今回の演説にもその気持ちが表現されていました。
ヒラリー・クリントンですら、トランプが子供たちを立派に育て上げたと賞賛する通り、家族を見るとトランプの人柄がよく理解できます。
今回の大統領選で、トランプのマクドナルドでのアルバイトが話題になりましたが、その際にトランプが自分の経営するホテルで自らベルボーイやルームサービスを行う昔の動画も評判になり、こちらも彼の現場で働く人に寄り添う謙虚な人柄を感じさせてくれました。
トランプは現場で働く人たちへの理解が深い故に、先の任期中には最も貧しい労働者が支える石炭産業には特に力を入れ、さらに石油と天然ガスの採掘に注力したため、アメリカはエネルギー輸入国から輸出国への大転換を成し遂げました。
あの時期のアメリカ経済はまさに絶好調でした。黒人、ヒスパニック、女性の失業率は史上最低になり、今回の選挙においても黒人の支持率は倍増しました。
一方バイデン政権は国内のエネルギー産業を衰退させ、その結果ガソリン価格が急騰した結果ハイパーインフレが発生し、不法移民による治安の悪化と合わせてアメリカ国民の怒りが爆発したのです。
トランプ革命、アメリカ第2の建国は今後の国際情勢にも大きな影響を与えることは間違いありません。
ドナルド・トランプはMAKE GREENLAND GREAT AGAIN、イーロンマスクは、MAKE EUROPE GREAT AGAINと言っていますが、今後ドイツのAfD、フランスの国民連合の誕生、そして英国のスターマ政権が中国から距離を置くことを期待します。
昨年のEU議会選挙では右派が圧勝しましたが、日本のメディアが「極右政権」と呼んでいたのには心底呆れました。あなた方こそ極左メディアではないのですか。
日本政府もトランプの外交交渉の強引さを批判するのではなく、トランプと対等に交渉できるだけの国家としての理念と哲学を持つべきです。
ところでトランプは就任前の演説で、「私たちは勝利した!」と言葉を発していましたが本当にその通りです。
ドナルド・トランプ大統領は豊かな老後を棒に振り、暗殺未遂、冤罪、あらぬ誹謗中傷の危機を乗り越えて、よくここまで耐えてこられました。
まさにノブリスオブリージュの極み、真のリーダーの姿だと思います。
ドナルド・トランプ大統領、大統領を辛抱強く支えてきたご家族の皆様、アメリカ国民の皆様、そして世界のすべての人々へ、本当におめでとうございます!
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