2024年米国大統領選ですが、相変わらずの日米の主要メディアの偏向報道には呆れ、驚いています。
米国の主要メディアは民主党に多額の献金を行なっているウォール・ストリート、ハリウッド、シリコンバレーの配下にあり、日本の大手メディアもそれに右へ倣えとしているのが実態です。
私が日米の主要メディアを通さずに、ホワイトハウスの関係者、中立的な機関、信頼のおける政治アナリストなどから情報収集した限りでは、ドナルド・トランプは前回のような不正選挙さえなけば圧勝の見通しです。
ご承知の通り、米大統領選挙は激戦州での勝敗が鍵を握っておりますが、選挙間近になってトランプが本来は勝ち目がなさそうなカリフォルニアとニューヨークで集会を開いたのは、激戦州での勝利がほぼ確定したからと言って間違いないと思います。
さらに両州におきましては、トランプ集会には数時間前から長蛇の列ができ、民主党の牙城である両州でもトランプが勝つのではないかとの可能性が指摘されています。
日米の大手メディアは当初はハリスが優勢、次に接戦、そして現在わずかにトランプがリードと報道していますが、実際は最初の暗殺未遂事件の時期からトランプは激戦州においてもハリスをリードしていたと言ってよろしいと思います。
アメリカ在住者の多くは、バイデン政権によるハイパーインフレと移民による犯罪の激増について、日々の生活を通して実感しています。それが故に、利権とは無関係のアメリカ市民は、バイデン政権の延長ではないトランプ政権による新しい経済政策と不法移民対策に大きな期待を寄せているのです。
一方日本人の多くがハリスを持ち上げてきた日本のマスメディアを通して情報を得ているため、トランプとハリスの実像について知る人は非常に少ないというのが実感です。
今回の米大統領選は、共和党対民主党、すなわちトランプ対ハリスという構図以外に、トランプ対ディープステート(軍産複合体性)という構図が見抜けないと理解できない場面が多いか思います。
以下、僭越ながらこの2つの観点からご説明させていただきます。
(1)トランプとハリスの実像
現在、黒人、ヒスパニック、アラブ系住民を含めたアメリカの市民がトランプ支持に流れた直接の要因がいくつかあります。
まず9月に行われたABCテレビ主催の、テレビ討論会ですが、アメリカの内政と外交を理解して上で視聴されれば、トランプの圧勝であることは誰が見ても間違いありません。
一方アメリカの実態を理解せず、しかもテレビ討論会を視聴していない多くの日本在住者は、日米のメディアによるハリス勝利、トランプが嘘をついたという偏向報道に騙された方も多かったかと思います。実際に番組を見れば、ハリスの方が驚くようなあからさまな嘘をついていたことが理解できるはずです。
テレビ討論会に続いて、反トランプで有名なキャスター、ブレット・バイヤーによるハリスのインタビューがハリスの失速を決定づけました。ブレット・バイヤーにしてあの困った渋い顔が印象的でした。
メキシコ国境に行ったことがあるのかを問い詰められたハリスは、「私はヨーロッパに行ったことがない」と訳のわからない回答をしたのです。
さらに全米で最も人気のあるポッドキャスト、ジョー・ローガンの番組におけるドナルド・トランプの3時間に渡るインタビューは、同時間帯に行われたハリスに対するハリウッドの有名人の応援演説の実に約50倍の視聴率を獲得しました。
こうした一連のイベントを通じて、トランプは外交政策並びに経済や不法移民に対する内政に関する確固たる政策理念を持っている一方で、ハリスには全くと言っていいほどそれがないという、大統領候補者としての決定的な違いが国民に対して明らかになりました。
共和党の副大統領候補のバンスが、こうしたインタビューの後で、ハリスはバイデンに代わった方がいいのではとSNSに投稿していました。実際民主党上層部からもバイデンの方が勝ち目があったのではという声が出始めています。
トランプが勝利すれば、覇権国であるアメリカの同盟国である日本のみならず、世界の情勢は良い方向に向かうことが期待できますが、ハリスになった際の悲劇は想像したくもありません。
この感覚は、トランプやハリスの実像を知らずにマスメディアの報道を鵜呑みにしている多くの日本人にとっては全く理解出来ないかも知れません。
(2)ディープステート(軍産複合体制)との闘い
ディープステートと言うと、日本では陰謀論と思われているかも知れませんが、これはドワイト・D・アイゼンハワーの退任演説にもある通り、実在します。
民主党の象徴的存在だったロバート・ケネディ・ジュニアも、昨年のジョー・ローガンの番組で、叔父のジョン・F・、ケネディも、側近がディープステートか否か判別に相当苦労したことを語っています。
この番組内で、JFKが始めたとされているベトナム戦争は、実は軍が先走って派兵したもので、JFKが全面撤退の大統領令を発令した1ヶ月後に、暗殺されたと述べています。
トランプが前回の大統領就任時に、次から次へと側近を首にしたのも、ディープステート否かを見分けるのに困難を極めたたためで、決してトランプが気の短い暴君だからではありません。
トランプ前政権で大統領首席補佐官などを務めたジョン・フランシス・ケリー海兵隊退役大将が米メディアのインタビューで、トランプ氏について「ファシストに分類される」「ヒトラーは良いこともやったと語っていた」と発言したことが話題になっていますが、実は彼も約1年半で大統領首席補佐官を更迭されています。
なおこうした妨害活動は、トランプ陣営にとって大きな影響はないと言うのが大方の見方で、これまでバイデン政権による冤罪捏造においても、民主党の思惑とは裏腹に、その度ごとにトランプの支持率が上がっています。しかもほとんどの裁判でトランプが勝利しています。
このように民主党だけでなく、共和党員の中にも反トランプは少なくなく、ジョージ・H・W・ブッシュ政権時代に国防長官、さらに息子のジョージ・W・ブッシュ政権時代に副大統領を務めたディック・チェイニーはその典型的な人物だと思います。それぞれの政権時代に、湾岸戦争、アフガニスタン侵攻を仕掛けています。
要は民主党、共和党という区分けでは真の権力構造は理解しがたく、その上にディープステートか否か、戦争屋か否かという権力構造が支配しているのです。
言うまでもなく、ドナルド・トランプは平和主義者で、他国への干渉を嫌い、彼の大統領就任時代は、戦争は一度も起こさず、黒人と白人の融和が進み、景気も絶好調でした。
<不正選挙への懸念>
前回2020年の大統領選挙の時のような、不正選挙が唯一の心配の種です。
すでにジョージア州の期日前投票では、集計機による不正が有権者から指摘されました。その他、前回のような郵便投票、在外米軍の票などに関する不正操作が行われないかが非常に心配です。これらの不正選挙もバイデン政権により握りつぶされ、多くのマスメディアもそれに加担しました。
私はトランプがテレビタレントをしていた時代から、米国、日本、そしてポルトガルで彼の実像を探ってきましたが、現在に至ってトランプは間違いなく100年に1度の偉大な政治家であると確信するに至りました。
宿敵からも一目置かれている点ではシャルル・ドゴール、国民から愛されている点ではロナルド・レーガン、そしてディープステートと命懸けで闘う勇敢さにおいては、ジョン・F・ケネディに匹敵する大物政治家であることは間違いありません。
混迷の世界情勢の中、今年の米国大統領選が今後の世界の命運を大きく左右することには間違いありません。
平和主義者、海外への内政干渉を嫌うドナルド・トランプが大統領に再選されることが、戦争拡大とグローバル化を推進しようとしているディープ・ステートを阻止するための大きな一歩となることでしょう。
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