ポルトガルのベーカリーやカフェでよく見かける「パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)」
別名エッグタルトの発祥の地がポルトガルです。
ジェロニモス修道院の修道士や修道女の唯一の楽しみは、厨房で作るお菓子でした。
修道院の厨房でこっそりと作られていたお菓子は1820年の自由主義革命により世界遺産ジュロニモス修道院が閉鎖され、多くの修道士・修道女は追放され、彼らが生きていくために売ったものがこの「パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)」です。
こうした流れの中で、1837年には「パスティシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)」というパティスリーが誕生しました。この店は現在も修道院時代そのままのレシピと味を忠実に守り続けています。ポルトガルでは国の中で一番美味しいエッグタルトの店と呼ばれています。
私も試してみましたが、やはりポルトガルで1番美味しいエッグタルトだと思いました。
観光シーズンは行列ができるほどで、お持ち帰りと、奥の広い店内でいただくこともできます。
2024年9月27日現在、1個1.4ユーロです。
お店の前に行列ができることがありますが常時ではなく、空いている時間を見て訪問するのも良いかと思います。
テイクアウトは受け渡しが早いので、行列の長さから想像するほど待たされることはあまりありません。
2023年2月、観光オフシーズンでもこのくらい賑わう時もあります。
テイクアウト。お砂糖とシナモンが付属してきます。(2024年9月27日現在)
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