私が物心ついた昭和30年代の日本には、コンビニはおろかスーパーもほとんど見かけませんでした。
親に頼まれて買い物に向かう先は地元の商店でした。ここでの楽しみは買い物そのものだけでなく、お店の人との親密な会話がありました。新しい自転車に乗って行くと、そのことだけでお店の人と会話が弾み、たまに祖父が買い物に現れると驚かれ、家族ぐるみの交流が楽しめました。
リスボンの生活に慣れるに従って、スーパーよりも昔ながらの市場に関心が移りました。スーパーでも魚や肉の売り場での会話はありますが、レジでは長話ができるわけでもなく、少々物足りなさを感じていました。
その点、市場では商品選びだけでなく、お店の人との世間話も楽しめます。
市場の中のお店によってはカードが使えない場所もありますが、私どもがよく足を運ぶ Mercado de Campo de Ouriqueは一部を除いてはカードが使えます。
こちらは昔は市場だけでしたが、今はフードコートが併設され、日によっては夜になると音楽のライブがあります。
市場は楽しい! Campo de Ourique


Mercado de Campo de Ourique内のフードコート

Igreja do Santo Condestável
(Mercado de Campo de Ourique近くの教会)

市場の近くを路面電車が走ります。
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