昭和20年代から30年代にかけて、神童と呼ばれた天才バイオリニスト渡辺 茂夫(わたなべ しげお、1941年6月26日 – 1999年8月15日)のドキュメンタリーです。
番組の中で彼を20世紀のモーツアルトと呼んだ人がいましたが、天才であると同時に苦悩を背負って生き抜いたという点においても共通点が見出せるように思います。
神童といえども、生身の人であるが故に、年相応の愛情や保護を受ける必要があります。その点において、果たして周囲の大人は十分な役割を果たせたのでしょうか。
私の身勝手な想像ですが、彼が父母と暮らした後半の人生が彼にとって最も幸せな時期ではなかったのではないかと感じた次第です。
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