FX初心者が陥り易い罠

近年、FX(外国為替証拠金取引)で資産の形成を試みる方が増えています。手持ちの資金で少額から始められることが魅力ではありますが、多くの方が損失を重ね、市場から撤退しています。私自身の経験から、初心者が気をつけなくてはならないポイントを以下に列挙します。

1.「第1ルール、損しないこと。第2ルール、第1ルールを忘れるな」(ウォーレン・バフェット)

これは世界的な投資家ウォーレン・バフェットの名言ですが、FXの場合に当てはめると「手持ち資金を失うな」と私は理解しています。投資資金を失ってしまっては、元もこもありません。

このことを肝に銘じ、私なりに大切なポイントを以下に列挙します。

2. 資金管理に徹しましょう

投資するロット数と手持ち資金のバランスに気を配りながら、資金を失わないよう資金管理に徹しましょう。とにかく「資金を失わないこと」です。

3. 損切りと利確のポイントを間違えないこと

損切りとは、例えば上昇すると思って「買い」のポジションを入れたところ下降してしまった際に、ポジションをマイナス決済することです。逆もしかりです。

損切りのタイミングが遅れて含み損が膨れ上がり収拾がとれなくなることを、私も初期の頃に何度も経験しました。人はどうしてもマイナス決済することに抵抗を感じるものです。

しかし、早期に損切りをすることで、損失がさらに拡大することを予防することは、一種の必要経費と考えてください。感情より理性で行動することが大切です。損切りをして損失を最小限に食い止めることで、ポジションを持つ機会を増やしましょう。

同じく、利確のポイントも大切です。もっと上がると期待しすぎて、利確のポイントを逃すことがあります。根拠のない過剰な期待よりも、着実に利益を積み上げることも大切です。

これは項目1のウォーレン・バフェットの「損をしないこと」に通じると思います。

4. やたらとポジションを持ちたがる癖を直しましょう。

初心者のうちは、チャートを見るとすぐにポジションを持って利益を出したくなります。しかし今がポジションを持つタイミングなのかどうか、もう一度チャートを見直して冷静に判断しましょう。

5. ルールと原則に徹しましょう。

FXトレードの理論や自分なりの損切りルールを守りましょう。無謀な賭けに出るより、地道にコツコツと利益を積み上げことの方が資金を増やす王道です。再び項目1のウォーレン・バフェットの言葉を思い出してください。

6. 優秀なトレーダーからノウハウを学ぶこと

優秀なトレーダーは理論に基づいたれ独自のノウハウをそれぞれ持っています。学びと実践のバランスを取りながら、着実に利益を増やしていきましょう。

こちらについては以下のページもご参照ください。

世界のトップトレーダーのポジションとエントリー

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