ドナルド・トランプ氏の暗殺未遂の際のシークレットサービスの動きについて

2024年7月13日に起きた、当時大統領候補だったドナルド・トランプ氏への暗殺未遂事件。」 

警備のプロトコル上は、第2、第3の狙撃手の可能性を考慮し、一刻も早く現場から完全に遮蔽された場所へ移動させるべきでした。

 たとえ大統領候補であっても、シークレットサービスは国土安全保障省(DHS)に属する連邦法執行機関であり、大統領の意思に関わらず独自のチェーン・オブ・コマンドに従って行動します。

 頭部を露出させてポーズを取らせたことは、警備上の致命的な隙であったと批判の対象となりました。

 その一方で、トランプ氏が立ち上がる直前、シークレットサービスのチームのマイクにはHawkeye is hereやShooter is downといった無線が入っていました。

 Hawkeye is hereという言葉は、シークレットサービスの精鋭部隊である 対攻撃チーム(Counter Assault Team:CAT) が現場に到着し、防衛体制が整ったことを意味します。

 警護のフェーズが防御から反撃・制圧・緊急脱出へと切り替わったことを示す合言葉です。

 そこでエージェントたちは、直接の脅威である最初の狙撃手が排除され防衛体制が整ったことを確認したため、伏せさせた状態からエバキュエーションへと移行しました。

 さらにマイクの音声記録によると、エージェントがトランプ氏を抱え上げようとした際、トランプ氏は何度もWait, wait, waitと叫び、Let me get my shoesと要求しました。

 トランプ氏はこの靴を履くための間を作り出し、その流れで聴衆に向かって拳を突き上げました。

 トランプ氏は身長約190cmを超える大柄であり、自ら立ち上がり、腕を突き上げる動きを完全に抑え込むことは、緊迫した数秒間では困難だった可能性はあると思います

 要は現場の混乱とトランプ氏の押しの強さで、あの場面が出来上がったと推測しています。

 後にシークレットサービスは、この事件全体を歴史的な警備の失敗と認め、当時の局長が辞任しています。

 これは穿った味方かもしれませんが、辞任したシークレットサービスの当時の局長はKimberly Cheatleでバイデンが任命、その上位機関であるアメリカ国土安全保障省(DHS)の長官 Alejandro Mayorkasも任命者はバイデンです。

 あの日のシークレットサービスは果たしてトランプ氏を真剣に警護するつもりだったのかと思うほどのお粗末さです。

 警備体制のあまりの不自然さも含め、まだまだ知られざる部分があるように思います。

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