これまでも、リスボンの観光地や公共交通機関内でのスリや置き引きは報告されていましたが、最近でもこうした被害が多発しています。
以下は在ポルトガル大使館から居住者へのメッセージを引用します。
リスボン市を含むポルトガルでは、観光客等を狙ったスリや置引きの被害が報告されてます。スリは、一見すると、観光客と区別がつかないような格好をしている場合や、身なりがしっかりとした若い女性や男性であったりと多様です。観光地だけでなく、宿泊先のホテル(朝食会場含む)やレストランにおいても貴重品の管理には十分に注意してください。席を離れる際には財布、携帯電話等を机に置かず持ち歩くようにし、移動や観光時は、鞄はリュックサックも含め、必ず体の前に持つようにしましょう。
1 ポルトガルでは、スリ、置引きなどの窃盗事件が増えています。年末は一般的にスリが活発になる時期です。一部のホテルにおいても観光客をターゲットとした盗難事件が発生しており、日本人観光客の被害も報告されています。
特に、リスボン市内の観光地(BAIXA地区、BAIRRO ALTO地区、BELEM地区、CAIS DO SODLE地区、PARQUE DAS NACOES地区)を訪問する際は、貴重品の管理に十分気をつけてください。
2 移動や観光時はバッグやリュックを必ず前に持ち(背中にリュックを背負っていて、気がついたらリュックのチャックが開き、財布等の貴重品がなくなっていたという事案がよく報告されています)、周囲に不審者がいないか気をつけてください。最近の事例では、コルメシオ広場を観光している時に、身なりがしっかりとした、若い女性の2人組が、ターゲットとする旅行者の鞄を目がけ不自然なまでに近くに寄ってきていた、ということが確認されてます。
3 宿泊先においては、貴重品を金庫に入れる。また、朝食会場やレストラン等でも席を離れる際に財布、携帯電話等を必ず持ち歩くなど、防犯対策を講じてください。なお、旅券を紛失した場合の、大使館での再発行の手続きには、戸籍謄本の原本が必ず必要となりますので、ご承知置きください。
さらに、ポルトガル国内では路上強盗やひったくりなども散見されます。万が一、暴力的な事件に巻き込まれた際は、命の危険もあることから、犯人の要求に対して抵抗することは控えてください。
盗難被害や紛失事案が生じた場合、下記リスボン観光警察署(英語、仏語、西語、伊語可能(日本語不可)に届け出てください。
【リスボン観光警察署】
電話 +351218804030(24時間対応)
E-mail lsbetur@psp.pt
住所 Terminal de Cruzeiros de Lisboa, Edificio SW, R. Jardim do Tabaco, 1000651, Lisboa
※緊急時は112番(警察、救急、消防共通)に通報してください。
【連絡先】
在ポルトガル日本国大使館 領事班
電話:+351-21-311-0560
Email:consular@lb.mofa.go.jp
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