2024年米大統領選において、終盤になって日米のメディアがカマラ・ハリス失速を報じています。
黒人、ヒスパニック、アラブ系住民を含めたアメリカの市民がトランプ支持に流れた直接の要因がいくつかあります。
まず2024年9月に行われたABCテレビ主催の、テレビ討論会ですが、アメリカの内政と外交を理解して上で視聴されれば、トランプの圧勝であることは誰が見ても間違いありません。
一方アメリカの実態を理解せず、しかもテレビ討論会を視聴していない多くの日本在住者は、日米のメディアによるハリス勝利、トランプが嘘をついたという偏向報道に騙された方も多かったかと思います。実際に番組を見れば、ハリスの方が驚くようなあからさまな嘘をついていたことが理解できるはずです。
テレビ討論会に続いて、反トランプで有名なキャスター、ブレット・バイヤーによるハリスのインタビューがハリスの失速を決定づけました。ブレット・バイヤーにしてあの困った渋い顔が印象的でした。
さらに全米で最も人気のあるポッドキャスト、ジョー・ローガンの番組におけるドナルド・トランプの3時間に渡るインタビューは、同時間帯に行われたハリスに対するハリウッドの有名人の応援演説の実に約50倍の視聴率を獲得しました。
こうした一連のイベントを通じて、トランプは外交政策並びに経済や不法移民に対する内政に関する確固たる政策理念を持っている一方で、ハリスには全くと言っていいほどそれがないという、大統領候補者としての決定的な違いが国民に対して明らかになりました。
共和党の副大統領候補のバンスが、こうしたインタビューの後で、ハリスはバイデンに代わった方がいいのではとSNSに投稿していました。実際民主党上層部からもバイデンの方が勝ち目があったのではという声が出始めています。
トランプが勝利すれば、覇権国であるアメリカの同盟国である日本のみならず、世界の情勢は良い方向に向かうことが期待できますが、ハリスになった際の悲劇は想像したくもありません。
この感覚は、トランプやハリスの実像を知らずにマスメディアの報道を鵜呑みにしている多くの日本人にとっては全く理解出来ないかも知れません。
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