人生で窮地と感じる経験をすることは、歳を重ねるにつれて何回か起きてきます。
窮地とは解決策が見つからずに右往左往している状態ですが、解決策がどこかにあると確信できれば少しは安堵できます。さらに解決策が見つかれば窮地から離脱する方向に歩み始めることができます。
ところが多くの人は、今の状況では解決策はないのではないかと思い込み、その思いから抜け出せなくなり抑うつ状態になったり自暴自棄になったりします。
最初に結論を申し上げますと、いかなる状況下でも解決策は存在します。その理由を説明すると長くなるのと、科学的論拠を並べたとしてもその一部に科学を超えた箇所や経験値が入り込むため、特に旧来からの科学を信奉する方には無駄になるのでここでは省略します。
そこで解決策が必ず存在することをまず信じていただきたいのです。またその確信が解決策を導くための時間を短縮してくれます。
さらに解決策が見つかると、その問題が何のために起きたのかが理解できることがあります。辛いこと、悲しいことは人生におきますがそれが何らかの意味を持って起きていることに気がつくと思います。
解決策が見つかるまでの間、心は煩悶し苦しい時期があるかもしれません。しかしそのような自分を丸ごと受け入れて決して自分を責めないでください。
苦しくまた惨めな自分であっても、諦めないで解決策を見つかるまで少しの思考、行動をしてみてください。そこからまた少しの道が開けます。その少しの道を繰り返したときにある時その道から浮上する瞬間がやってきます。
飛行機が離陸するまでしばらくの間滑走します。その間は全く高度を上げることができませんが、ある時ふっと浮上します。その瞬間は必ずやってくることを確信して、ゆっくりでもいいのでほんの少しの前進から始めて見てください。
離陸滑走の時間は我慢ではなく、辛抱の時間であることもつけ加えておきます。
諦めないということは、人生において非常に大切な項目のひとつです。
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