飛行機の中で出される機内食があまり美味しくないという話は昔からよく耳にします。その背景には、お料理そのものの美味しさがあることは言うまでもありません。
ところがそれ以外の理由として、機内の騒音があげられることが知られています。すなわち人の聴覚への刺激が味覚に影響を与えるということです。ジェット旅客機の騒音は、速度が遅いうちはジェットエンジンの音が主体ですが、亜音速の領域になると風切り音がほとんどになります。
実際にはもっと美味しいはずの機内食が、この騒音のおかげで美味しさが失われているのです。
同じく、レストランのテーブルクロスの色も味覚に影響を与えることが知られています。同じお料理でも、暖色系のテーブルクロスを使った方が美味しく感じるとのことです。
さて、先ほどの機内食に戻りますが、美味しさはさておき、防腐剤などの添加物が少々心配です。長丁場のフライトでの食中毒の危険を考えると致し方ないこととはいえ、食品添加物の被害に慎重な方の中には機内食には手をつけない人もいらっしゃると聞きました。
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