中学1年の時に、母が近所の書店で買ってきてくれた「世界・汽車の旅」。この本のおかげでヨーロッパと鉄道旅行への憧れがさらに加速することになりました。
初めてのヨーロッパ列車の旅はパリのリヨン駅を深夜に出発し、スイスアルプスを通りミラノに早朝着く夜行列車でした。成田空港が開港する前年、1977年8月のことです。
そして念願のヨーロッパ国際特急TEE(Trans Europe Express)「ラインゴールド」に乗車したのはフランクフルト中央駅。
いきあたりばったりの旅だったので、ストラスブールでふと途中下車、翌朝ウイーンからやってきた同じくTEEの「ショパン」に乗ってパリに戻ったのが懐かしい思い出です。
「ル・ミストラル」や「レマノ」、「シザルパン」、「セッテベロ」などは乗らずじまいで私にとってのTEEは幕を閉じました。
当時は大陸ヨーロッパ内を期間内乗り放題のユーレイルパス、英国内をブリットレイスパスで移動するのが当たり前で、旅費を浮かすために夜行列車やフェリーで夜を明かすこともありました。
社会人になってからは時間の制約から飛行機を使うことが多くなりましたが、新型コロナが終息したら、また欧州内で鉄道旅行を楽しみたいです。
世界汽車の旅(毎日新聞社)、以下の写真はこの書籍から引用しています。
TEEシザルパンとTEEミストラル
TEEの代表格、ラインゴールド
ル・ミストラスの車内美容室とタイプ室
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