香港

映画「慕情」 (Love Is a Many Splendored Thing)のテーマ曲を知ったのは中学1年の時でした。音楽ソースはリベラーチェのピアノ演奏のカセットテープのラジカセ再生によるものでした。

それから数年後、大学生の時にテレビの深夜映画劇場で初めて映画を見て感動しました。

慕情の原作の作者、ハン・スーイン(Han Suyin)は2012年11月2日、スイス、ローザンヌの自宅で亡くなりました。96歳でした。スーインは筆名で、本名はエリザベス・コンバー (Elizabeth Comber) 、出生名は周光瑚 (Rosalie Matilda Kuanghu Chow)です。

医師で作家でもあった彼女の自伝的小説「慕情」(Love Is a Many Splendored Thing)は主題歌と共に大ヒットしましたが、私が香港によく通ったのもこの映画の魅力によるところが大きいと思います。

九龍やセントラルの喧噪から離れて、レパルスベイで遠く水平線を眺めているとこの映画のワンシーンが思い出されます。
 主演のJennifer JonesとWilliam Holdenもすでに故人となりました。高村光太郎の言葉を借りるならば、私にとって「慕情」は永遠のものになりました。

以下の写真は日本航空が発行した、恐らく1960年前後の絵葉書です。

香港島に高層ビルが林立する前の風景です。香港ー沖縄ー東京ーホノルルーサンフランシスコとのルート表記があります。那覇ではなく沖縄という名称が時代を感じさせますね。

ブロベラ機の時代終わり頃か、ジェット機黎明期だと思います。

2014年12月、ビクトリアピークの展望台からの夜景

永遠について

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