ガーデンジェットの時代

1970年に就航した日本航空ジャンボジェット、ボーイング747のキャビンです。
 障壁画は加山又造氏の「銀河の図」そして、キャビンのインテリアデザインは世界的なプロダクトデザイナー剣持勇氏の手によるものです。
 ファーストクラスでも、今の中短距離国際線のビジネスクラスくらいのピッチかと思いますが、その優雅さにおいては現代の旅客機の比ではありません。

ファーストクラスは藤、エコノミークラスは橘、松、紅葉をモチーフに取り入れ、スチュワーデスの着物の柄もそれに合わせたとのことです。

まだビジネスクラスが登場する前の時代です。

当時中学生の私は、憧れのまなざしでホノルル経由ロサンゼルス行き62便の出発を羽田で見送ったものです。
 各社ともに2階はファーストクラスのラウンジになっていましたが、のちに普通の客席になりました。

日本航空のフェイスブックページより

日本航空のフェイスブックページより

別冊新評1971年1月号より

米国の雑誌に掲載された日航ジャンボの広告

1970年7月1日、全国紙の朝刊に掲載された日航ジャンボ就航を告げる広告。

日航ジャンボ就航の年に放映が開始された、TBSドラマ「アテンションプリーズ」。このドラマを見て、スチュワーデスを目指す女性が増えました。

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