パンアメリカン航空

私にとって航空会社と言えば、今はなきパンナム(Pan American World Airwasys)の右に出るものはありません。 全盛期のアメリカ社会を象徴する企業のひとつと言えるでしょう。 レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス主演の映画 ”Catch Me If you canからも、当時のパンナムのパイロットとスチュワーデスがどんな存在だったかが見てとれます。 

「兼高かおる世界の旅」のオープニングとエンディングも忘れられません。 

そしてショーン・コネリー時代の007シリーズ。  

東宝の若大将シリーズ。 

ジェームズボンド(ショーンコネリー)も田沼雄一(加山雄三)もパンナムのボーイング707で世界を飛び回りました。 

2001年宇宙の旅では、パンナムの宇宙船が登場しました。 

パンナムのパイロットが着用する制帽の白、そして機体の愛称とコールサインにClipperを使ったことが、客船時代を彷彿とさせて夢がありました。 

1982年のヨーロッパ往復でのパンナム世界一周便への搭乗が、私にとっての数少ないパンナムフライトでした。 その時搭乗したのは、往きが愛称”Clipper Sparkling Wave”,帰りが愛称”Clipper Ocean Rover”がつけられたボーイング747でした。 

パンナムは旅客機の愛称の頭にクリッパーを使っていました。帆船時代への郷愁でしょうか、クリッパー・タカミヤマ(力士の高見山)、クリッパー・タカクラ(俳優の高倉健)と名付けられた機体もありました。

西回りのパンナム世界一周便002は、灼熱のアラビア砂漠を経て、ベイルートの上空からトルコの雪山を越える、当時の南回りフライトはエキゾチックでした。 ロンドンまで片道28時間は厳しかったですが、青春のいい思い出になりました。 

その後、ユナイテッド航空がパンナムの路線を継承しましたが、90年代はユナイテッド便には随分とお世話になりました。

以下は、パンナムの全盛期を語る興味深い動画です。タイトル画像はこちらの動画からいただきました。

Come Fly With Me – The Story of Pan Am

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP