リスボンの物価について

 ポルトガルは物価の高い欧州の中でも、比較的物価が安い国と言えます。

 2020年10月現在の首都リスボンでの一例をあげると、
 
 旧市街のカフェでエスプレッソを注文すると、75セント。1ユーロ123円で換算すると約92円です。

 少し高級なカフェでも、せいぜい2ユーロから3ユーロです。

 近所のスーパーで1.5リッターのミネラルウォーターが40セント、約49円。

 トマトと人参が1キロでそれぞれ、約183円と約68円という風です。

 自宅から旧市街のデパートまでUberで約9キロ走行して、約1050円、タクシーだとこれに1、2割が加算されます。

 タクシー料金がこのように安いものの、ガソリンは日本より高いのが意外です。ガソリンへの課税が結構大きいのです。もっともディーゼル車や低燃費車が普及している現在では、以前に比べると相対的に安いのかもしれません。

 電話料金については、私と家内の携帯電話2台、固定電話1回線、自宅のWiFi設備、ポケットWiFi、そしてケーブルテレビ,拡張WifiのPower Wifeをセットしたプランが、月額約120ユーロ前後です。

 外食の値段は日本とさほど変わりませんが、内容を考えると倍以上の価値を感じます。特に高級レストランになるとバリューフォーマネーの度合いはより高いと思います。

 自動車、家電製品、高級ブランドは日本とさほど変わりませんが、家電製品についてはヨーロッパ製の洒落たデザインで値段の安いものが時々目に留まります。

 物品税は軽減税率を採用していて、例えばパンは6%、ミネラウォーターで13%、その他23%です。

 そして観光客にとってありがたいのは、ホテル代がヨーロッパの各都市の中でも安いという点です。ファイブスターのホテルがシーズンによっては1泊1万円代前半で泊まれることもあります。

 風光明媚、気候が温暖、食事が美味しい、人々が親切な上に治安が良い、そして物価が安い。
 観光客だけでなく生活者にとっても、リスボンは大変魅力的な街です。

以下は2019年5月頃の、スーパーマーケットPingo Doce(ピンゴ ドーセ)のチラシより

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