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日本で世界でどう生きるか(17)

 玉城デニー氏の沖縄知事選における勝利は涙が出るほど嬉しかった。

「日は昇り日は沈む」

 これは旧約聖書第1章1~8節のコヘルトの言葉にある一文である。アーネスト・へミングウエイの「日はまた昇る」やミュージカル屋根の上のバイオリン弾きの「サンライズサンセット」の由来はここにあると言われている。

同じく伝道者3章にはこんな名文がある。

1 天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。

2 生まるるに時があり、死ぬるに時があり、植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、

3 殺すに時があり、いやすに時があり、愛するに時があり憎むに時がある。すべてのわざには時がある。

4.泣くに時があり、笑うに時があり、悲しむに時があり、踊るに時があり、

5.石を投げるに時があり、石を集めるに時があり、・・・・・

私はここに、ユダヤ教、あるいはキリスト教という一神教の正典のものとは思えない、東洋的な無常観、そして仏教的な縁起の思想を感じるのだ。

今回の沖縄知事選も千年先の未来から見たときに、日は昇りまた日は沈む無常の縁起の一通過点にすぎない。そして今回の沖縄知事選は日が昇る前のひとつの出来事ととらえている。

夜明け前は最も暗いが、そこに明けの明星、すなわちビーナス(金星)を見ることが出来る。

沖縄が苦難の歴史を歩んだ末、今ここにビーナスが夜明け前の空に輝いた。

いにしえの航海や洋上飛行では夜間、天空の星を信じて到着地を目指した。

まだまだ志ある者が結束すれば沖縄県民が安心して暮らせる地を取り戻すことができるのだ。

我々が恐れなくてはならないのは基地建設を強行する勢力ではなく、目的地に向かう希望をすててしまう虚無的な心だ。こうした心のすきに建設派が入り込んでくる。

翁長前知事は、志半ばで病に倒れたが、強い意志で最後まであきらめることがなかった故にその遺志を玉城デニー氏に託すことができた。

今回の選挙は玉城デニー氏の勝利であり、同時に翁長前知事の勝利でもある。だから嬉しい。

「あきらめない」

私の座右の銘でもある。

「あきらめない」

多くの先人の言葉通り、成功とはあきらめないことにある。

言うは易しであるが、そこには強靭な意思だけでなく、未来への希望の火を灯し続けることが求められる。

最後に私の好きな、ギヰ・シャルル・クロスの「譫言」(上田敏訳)の一文を引用する。

むしろ我は大風の中を闊歩して

轟き騒ぐ胸を励まし

鶫鳴く葡萄園へ導きたい

沖の潮風に胸開くとも

葡萄の酒に酔はうとも・・・  ・・・・・

さあ、希望への航海に乗り出そう。

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