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(続)日本に住み続けることのリスク

私が高度成長期の昭和32年に生まれ、その後還暦を迎えるまでの期間、日本はおおむね安全な国とされてきました。

しかしここ数年間、その環境は急速に変わりました。

2018年になって朝鮮半島の情勢が良い方向に進展し、ひとまず核ミサイルの脅威は去ったものの、日本そのもののあり方が極めて危険な方向に向いているように思います。

まず大手企業の不祥事が相次ぎ、日本株に対する海外の投資家の眼が厳しくなりました。しかも日経平均株価は、年金を株式市場に投入することにより操作されるという、海外では考えられない滅茶苦茶なことが起きています。年金で買われたのは海外のヘッジファンドなどで、株価は上がっても当の企業にとっては何らメリットがあるものではありません。日本の年金というのは、スケール感で言うとオイルマネーくらいの規模にのぼり、株価が下がったからと言って株式市場から引き上げれば大暴落を招きかねません。

こうした企業の不祥事、年金による株価操作というマイナス要因に加え、急激な世の中の変化に対して日本企業から新しいアイデアが出ない点です。

Apple、Googleといった世界的なイノベーションを起こす企業のほとんどがアメリカから誕生しています。しかも企業情報が健全な形で公開されているので、投資家の米国株への信頼性が高いのです。

自動車産業をとっても、ハイブリッドでは世界をリードしつつも、電気自動車では欧米に遅れをとっています。今後主流になるのは、ハイブリッドではなく、電気自動車と言われています。電気自動車は必ずしも自動車メーカーでなくても参入可能な商品です。アップルやグーグル、そして掃除機のダイソンまでもが自動車産業に進出しようとしているのはそのためです。従来の内燃機関(ガソリンやディーゼル)に比べて、開発費用は驚くほど小さいので、参入障壁が極めて低いのが特徴です。

そうなると日本の自動車メーカーもこれまでの成功体験の延長だけでは生き延びるのが難しくなると言えます。

家電はどうでしょう。液晶では断トツのブランドイメージがあったシャープが液晶で頓挫しました。これは液晶ディスプレイがもはや高級品ではなくコモディティ化(汎用品化)したことが原因です。飛行機の計器パネルに使われている超高精細度のLCDやプロのデザイナーが使う特殊なディスプレイ以外は、液晶ディスプレイはブランドよりも価格と販売力で勝負するような時代になったのです。

このように社会構造が急激に変化する中で、日本企業は生き残れるでしょうか。日本的な組織の中から新しいアイデアは生まれるでしょうか。私が脳科学を学ぶ中でわかったことはイノベーションはピラミッド型の組織より、横のつながりを重視する組織から生まれやすいということです。現在の日本企業の多くは戦前世代によって起業されました。この世代は軍隊における組織のあり方を学びました。軍隊は典型的なピラミッド社会で、新しいアイデアが生まれる土壌は夜の飲み会の席、すなわち上下関係が希薄になる場で醸成されました。すなわひ日本企業の悪癖とされたいわゆる飲みニケーションは、ピラミッド型の日本企業がイノベーションを起こすのに必要だったというわけです。

横のつながりを重視し、上下関係を極力排除した組織のあり方をいち早く導入したのはアメリカ陸軍です。そしてグーグルなどの先端企業もやはり似た方式を取り入れています。ところは日本企業の多くは今だピラミッド型の組織に固執し、場の集団形成といういわゆるタテ社会に固執しています。こうした旧態然とした社会構造の中からイノベーションが起きる可能性は極めて低いと言えます。

次に少々高齢化の問題があります。現在単純労働の多くを外国人労働者に頼らざるを得なくなった日本。何とか低賃金でその場をしのいではいるものの、日本経済がインフレ傾向に向かった際に労働者の生活は極めて厳しくなります。その結果治安の低下や過剰に供給された不動産の空き家の問題など、これまで経験したことのない日本に住むことの心地悪さがクローズアップされて来るように思います。

私がヨーロッパに移住する積極的な理由と共に、以上のような日本に住むことのリスクを避けるという消極的な理由があります。

私は特に若い方々に、ガラパゴス化する日本の産業構造から脱して、広く世界に眼を向けて、長期的に人生をデザインすることをお勧めします。

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